暑い夏は、知識の書入れ時です。

8月3〜5日、新潟市で開催された「憲法、TPP、道州制に真正面から向き合う学びを!」をテーマにした第55回自治体学校に久しぶりに参加しました。

全体会で一橋大学名誉教授渡辺治氏の「参院選の結果と安倍政権」と題した記念講演では、参院選で「保守2大政党制」が「崩壊」し、アベノミクスへの対案を示した日本共産党が躍進したことを強調しました。アベノミクスの「第3の矢」は「構造改革」の再起動だと述べ、国民との矛盾を指摘しました。安倍政権の進める改憲、軍事強化、「構造改革」を阻むためには、地域に根ざし、良心的保守の人々も含めた国民的共同を広げていく必要があると述べました。

特別報告で岡田知弘京都大学教授は、多国籍企業のグローバル競争の条件整備のための改革としての道州制、地方交付税廃止、アベノミクス、TPPは、国民・住民の基本的人権保障や地域経済社会維持のための制度を根本から破壊してしまうことを報告しました。

4日の現地分科会では、「中越大震災から復興した山古志村」に参加して現地の方々とも交流してきました。震災から9年の歳月が過ぎましたが、土石流ダムに水没した民家が当時の姿で残っている光景は地元の方々には複雑な思いがあることを知ると同時に、負けてたまるかという思いもひしひしと感じました。収穫の多かった3日間でした。写真は、山古志村の復興住宅です。

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